1/48 零戦21型 (4)  小物とりつけ、完成

ウェザリングが終わったので小物たちを組み立て、完成に向かいます。

主翼まわり

翼端灯、編隊灯は長谷川のフィニッシュフィルムを使いました。バランサー、脚収納部の蓋などを取り付けます。フラップを動かすちっこい部品の向きをあやうくまちがえそうになりました。細い棒が前向きで正解。
フィニッシュフィルムを貼る前に銀を塗ってます

ピトー管は真鍮パイプを組み合わせて作り変えましたが、銀を塗ったらギラギラした感じになってしまったので、メタルカラーのダークアイアンを上から塗って綿棒で摺ってあります。アルミパイプのほうがよかったかも。


風防まわり

細切れにしたテープでマスキング後、室内色→明灰白色で塗装。
風防のマスキングめんどくさい

風防と胴体はばっちり合います。すばらしい。

アンテナ線を張って、そこかしこをタッチアップや再ウォッシングして、完成。


完成

キット:長谷川 1/48スケール 零式艦上戦闘機二一型

悪いキットだとは思いませんが、部品の合いが悪かったり、部品を取り付けるときの向きや角度に確信が持てなかったり、2018年の水準から見てしまうと少々つらいキットです。はじめてスケールモデルを作る人には決して薦めません。

零戦、それも21型ってコンスタントな需要があるキットだと思うので、今風のプラモデルとして新金型で作ってもらえないものかな、と考えます。

つくづく美しい機体

反省会

すぐ上でえらそうなこといいましたが、僕の腕だと写真のような仕上がりが精一杯でした。もっと見栄えがする落ち着いた完成品になるように精進しないと。

 胴体後部にあるパーティングライン(完成品の赤帯のあたり)には泣かされました。かなり段差があるパーティングラインで、パテ盛り、ヤスリがけが必要でした。パーティングラインを消すとスジボリが消えてしまい、彫り直しが必要で、彫り直そうとするとスジがよれてしまって……、と散々でした。

 主翼上面と胴体の接着部の修正もつらかった。かなりの隙間が空くのでプラペーパーを挟んだりしてごまかしましたが、ヤスリがけがやりにくい場所なので面を整えるのが大変でした。

 こういう修正をひょいひょいできるようになりたいものです。
写真取ると塩ウェザリングの微妙なムラが消えてしまった

 塗装は黒立ち上げでほんのわずかにパネルラインにグラデーションがかかるように塗りました。さらに塩ウェザリングでランダムな塗装荒れの表現にも挑戦しましたが、機体全体に塩ウェザリングしてしまったため、メリハリがなくなってしまいました。部分的にやるべきだった。作った機体は太平洋戦争の初日に落ちた武勲機体なので銀でハゲチョロはやりませんでしたが、ちょっとくらいはやったほうがよかったかもしれません。

 でもまあ完成したからよしとします。

 制作記インデックスへ
前:零戦21型塩ウェザリングとデカール

20180513
20180204

コメント