ハセガワの紫電改を無改造で丁寧に作ろうとしています。組み立ては終わったので、塗装を行います。
紫電改は川西航空機(紫電改の他に二式大艇が有名)の飛行機ですが、川西の緑は青が強い印象があります。なので、青っぽい緑を色ノ源と白黒から調色しました。また、その緑にさらにシアンと黒を追加して青暗い緑とし、その色を下地色として使いました。
それ以外の色は説明書に指定してある色を使います。
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塗装直前 |
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ウルトラ便利 |
バチピタにカットされたマスキングテープが3機分入って送料込み400円ちょっと@アマゾンで買えるのでありがたく使わせてもらいました。細切りマスキングテープを貼り重ねてマスキングするのに比べて数時間の節約になります。便利です。
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ムラムラに塗る |
下地の上に機体色をムラムラに吹いて、仕上げに全体にムラがギリギリ残るくらいに機体色を吹きました。
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ベタ塗り一歩手前くらいが好み |
仕上がるとこんな感じ。
下面色の銀を塗って、翼前縁に黄色を塗って(タン下地を塗った上に黄色塗装)、水性クリアを全体に薄く吹いて塗装終了。水性クリアはデカールがシルバリングしなくなるおまじないです。
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百均のPVAスポンジはデカール貼りの強い味方 |
デカール貼りは難しいですよね。僕の今の貼り方は以下のようなものです。
- 水性クリアを吹いておく
- クレオスのマークセッターとマークソフターを混ぜたものを塗りつける
- セッターソフターの上に台紙からはがしたデカールを置く
- 位置を調整しながら濡れ綿棒で余分なセッターとソフターを吸い取る
- ソフターをデカールと塗装面の隙間から流し込む(細筆で流し込む)
- シワにならないよう、シルバリングしないよう祈る(決してさわらない)
という手順でデカールを貼っています。これでほぼ確実にシルバリングはおきません。でもデカールが必要以上に柔らかくなりすぎてしまい位置調整に失敗したりするので、貼る手順の見直しが必要だなあとも考えています。
デカールの種類によっても貼る難易度が変わります。ハセガワのデカールはピーキー(ソフターを使うとある瞬間からグズグズになりやすい)な印象があって僕は苦手。
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デカールと格闘4時間 |
あらよっと、デカール貼り終了。写真だとわかりにくいですが、胴体の黄帯のデカールはちぎれてしまっています。
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完成。かっこいい。うれしい。 |
ウォッシングして、増槽、ピトー管や機銃の銃身を取り付けて完成。なんか主脚のストライプデカールの位置が間違ってる気がしなくもないですが、まあよろしい。
さてこれを作るのに要した時間はおおよそ一ヶ月、40時間くらいでしょうか。キットの実売価格は2500円くらい。基本的な工具と用品を持っていれば2500円でたっぷり40時間遊べて、その上かっちょいい紫電改を机上に飾れるようになるのだから、模型趣味も悪くないですね。そしてこのキットはとても良いものだと確認できた製作でした。
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