バンダイ メガサイズガンダム製作記

 キット 

 1/48スケールのガンダムということでヨンパチ好きなら作らなきゃならんよね、と購入。ガンプラ売ってない騒動の最中でも仕事帰りに普通に買えました。値引きは渋くてほとんどなかった。8000円くらい。

このキット、お台場にあった実物大ガンダム像をプラモデルにしたものらしいです。



箱がとてもでかくて、気分が上がります。

シールドがね、でかくてでかくて笑ってしまいました。モナカキットなので部品点数は少なめです。

また、初中級モデラー向けに、製作にコツなどを解説した小冊子がついてきます。


 パチ組 

 まずはパチ組。

とはいっても何も難しい箇所はなく、説明書通りに組み立てて、間違ったり戸惑ったりしたところはありませんでした。ゲート処理をしながらおおよそ3時間で↓の写真のような状態に組み上がりました。

このキットのいいところはでかいことにつきます。組み立てた次の日の朝に、作業机の上に立つこのガンダムを見てその存在感にしばらく見とれてしまったほどです。でかいは正義。


 表面処理 

 僕は塗装派なので、塗装の前処理として面を整えます。


組み上がった状態で捨てサフを吹いて、バラした後に#400のヤスリでヒケやパーティングラインを消し、そのあとざっと#800で整え、また組み立てます。組み立て2周目。


捨てサフを一皮剥いた状態↑。大きめのヒケがそこいらじゅうにあるのがわかると思います。ヒケやパーティングラインをヤスリ落とし、キリッとしたガンダムにしたいわけです。あまり大きいヒケは瞬間接着剤(ウエーブの速乾3S)をパテがわりにうめたりもしました。
普通にヤスるだけなのですが、大きいのと僕の手が遅いのとで一週間くらいかかりました。ヤスった粉が大量に出るので水研ぎしています。


全体の処理がほぼ終わった状態。かっこいいですねえ存在感ありますねえ。

 整面処理 

ヒケ処理がおわった状態でもういちどいろいろな角度から写真を撮り全体の形状をチェックしましたが、十分かっこいいので手足の延長などは必要ないと判断しました。

そして細部には、お台場ガンダムに準じたディティールが散りばめられていて情報量もあるので、あまりディティールを追加することはせずに、筋彫りなどを深く彫り直すなどしてキリッとさせて仕上げることにしました。

というわけでヒケ処理が終わったガンダムを再びバラして細部仕上げにとりかかります。組み立て3周目。
3周目は接着してもよさそうな部品は接着し、合わせ目を消し、ディティールの彫り直しなどしたあと、すべての部品を#800で仕上げます。

 足 

足首の装甲の中央に堂々と合わせ目がきます。接着して合わせ目を消し、あとハメができるよう足首に取り付ける部分を短く。(くるぶし内側に伸びてる円筒部分)
くるぶし外側のモールドが消えかかっていたのでドリルを使ってはっきりさせました。↓写真左がママ、右がはっきり後。

赤スリッパはモールドをタガネでさらってはっきりと。踵にすこしだけ追加ディティールを。

足の甲は合わせ目になる部分の段落ちをやはりタガネではっきりと。また、スジボリが宙に浮いている部分はスジボリを追加して辻褄があうようにしました。

合わせ目がどうにもならない部分は、切り取ってから後ハメできる部品を自作。足首内側の内部構造は合わせ目を消しただけ。


以上で足はおしまい。

 脚部 

スネの部品は合わせ目消しが必要です。タミヤの緑接着剤で接着し3日乾燥させてから合わせ目消しをはじめました。

モールドと合わせ目の錯綜

ふくらはぎには合わせ目と重なるようにモールドが入っていて、モールドをシャッキリさせつつ合わせ目も消すのはなかなか骨が折れました。

瞬間接着剤で隙間をうめつつ紙ヤスリ、ステッィクヤスリ、カンナ、タガネを手当たり次第に使って、エッジがたるくならないよう合わせ目を消しています。


合わせ目を消し終わったら、筋彫や●モールドをタガネやスピンモールドでさらってやりました。

太モモはスネの部品に比べたら楽勝です。800で整面してスジを深くして終了。

脚だけでも存在感ある

サフをあらためて薄く吹いたら、#400のヤスリ傷が消えていない箇所や、スジボリをチビった箇所が浮かんできてガックリくるのですが、いつものことです。修正しつつ先に進みます。
(20220811)


 腰まわり  

このキットの腰のアーマーは裏がスカスカです。
メガサイズの腰まわり

ちょっと見にくいですが、ペラペラぶりがわかるかと思います。プラ板で蓋を作って厚みを出してやりたいところ。
でもプラ板をピッタリに切り出すのはなかなか難しいんだよなあ、と悩んでいたらちょっと前に「岬式T型スライドT型定規」を買っていたことを思い出しました。
スライド定規
このスライド定規を使って、販売元のスジボリ堂の使い方ページ(新窓)を参考にしつつフタを作りました。

上はできあがった腰アーマー裏。俺にしては上出来です。スライド定規便利。

腰まわりで他に不満な箇所は、フンドシ中央のVマークです。シャープさが足りない。
0.5mmプラ板を切り出して、

↑こんな感じに接着して、瞬着パテで裏打ちして、切って、接着して、

Vの字にしました。ちょっと厚みはなくなったけどシャープになったのでよしとします。
(20220815)
続きます





コメント